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傘鉾パート2

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換気扇掃除の裏ワザ

もうじき師走ですね。
師走といえば、なんといっても、年末の大掃除でしょう。

その年の1年分の汚れをきれいにするというのはとても賢明なことのように思います。

ただ、年末から年始にかけて予定のある人、特にスキーや温泉旅行など、出かける予定のある人にとっては、この年末の大掃除を早めにやっつけて出かける準備に専念したい…、というのが本音ではないでしょうか?

そんな人のために、少しでも掃除を楽にこなすためのヒントをお教えします。

今回ここで書いてみようと思うのは、キッチンの換気扇の掃除について…です。

キッチンの換気扇は、他の換気扇と違って油汚れがひどいものですから、いざ掃除しようとするとかなり手間と時間を取られます。

特に、ガスレンジなどで「炒めもの」をよくする家の換気扇はかなりの油で汚れています。

思いつきでも数ヶ月毎に掃除をしておればまだ楽なのですが、年末頃、つまり1年に1回きりの掃除となると、付着した油は酸化変性し、なかなか容易には落ちなくなっているものです。また、これが手や衣類に付くと、これまた厄介です。

さて、実際の換気扇の掃除方法はいろいろあると思いますが、思いつくところでは…

1.ウエスやボロ雑巾で汚れを拭き取る
2.スポンジに中性洗剤をつけて洗う
3.スチーム洗浄機で油分を溶かす
4.ナントカマジッ○リンをはじめとする中性、弱アルカリ・弱酸性のいわゆるケミカル製品で汚れを落とす

まあ、どんなやり方で掃除しても自由ですが、たいていの人はまず「ケミカル」に頼ろうとするのでは?

ここでいうケミカルとはいわゆる中性のものや界面活性剤入りのものです。

まあ、ケミカルに頼るのも一手ではあるでしょう。実際、私も昔は、まずはケミカルを使用したものです。

ただ、おおよそケミカルは換気扇の油分と反応すると油分が中和されてさらさらになりますが油の代わりに水気でビタビタになるので、その後始末が結構たいへんなのです。
また、こういったケミカル系の液体、または中和された液体は皮膚に害を及ぼすこともまれではありません。

なお、一頃流行った?家庭用のスチーム洗浄機は思いのほか効果が上がりませんし、効果が出るまでスチームを焚くのは、相応の水と相当の電気を消費します。※個人的に実証済みです…
現実はTVCMのようにはいかないものなのです。電気代もバカにならないと思います。

ちなみに、余談ですが、換気扇の筐体や羽根などに汚れ防止の溶剤系のコーティング剤を塗ったり、羽根の前にフィルターを付けるタイプの換気扇もありますが、おおよそコスト見合いで無駄な抵抗に終わります。

なんせ、蒸気化した油分が換気扇のさまざまなパーツの中を通過していくのですから、実際には想像もつかないような部分が汚れるものです。
コーティング剤にしろフィルターにしろ詰まるところ「焼け石に水」というわけです。

ところで、昔、何かのTV特集で掃除の達人?とおぼしき人が「換気扇のガンコな油汚れにはメリケン粉を使う」と言っていました。メリケン粉とは、いわゆる小麦粉のことです。

私が今回おすすめしたいのは、その小麦粉の利用です。そうです。天ぷらなどを作るときに使う小麦粉です。

小麦粉は、たいていどこの家庭にもあると思います。
また、袋入りは一度に使い切る量ではないので、使い残しがある場合が多いと思います。

もし、賞味期限切れのものが台所の片隅にしまってあるようでしたらしめたもの!口に入れるわけではないので、賞味期限切れのものでも充分です。

さて、実際の使用法ですが、横着しないで、まずは換気扇の羽根を外します。それから前カバーを外します。
モータのある本体や開閉式のシャッターは、慣れない人は外さないほうがよいでしょう。油汚れやドロ汚れが堆積していたら、古新聞などで丁寧に拭い取ればOKです。このあたりを徹底掃除してもあまり意味がないので…。

取り外したカバーや羽根は古新聞紙などの上に置いておきます。酸化した油汚れが衣服に付着すると非常に厄介ですよ!

また、古くなって酸化した油分は手指につくと洗い落とすのに苦労します。できれば薄いゴム手袋か軍手を使うとよいでしょう。

まず、小麦粉をひとつかみして(換気扇)の羽根やカバーの全体にぱらぱらとふりかけておきます。

30秒くらい待ってから、さらに小麦粉をひとつかみして今度は油汚れのひどい部分に塗りこみます。

塗りこむというか、そのまま油汚れを包み込むように指先で揉みこんで行くのです。無用な力は入れなくてOKです。
というか、指先で揉みこむうちに「あれ?べとべとしなくなってる!」ということに気付くはずです。

そうです。小麦粉を塗りこむとひどい油汚れは小麦粉に飲み込まれて?さらさらのペースト状になってしまうのです。触った感触では、ガムのような、さらさらの粘土のような感じです。

そうやって指で揉みながら汚れた小麦粉を下に落としてしまえばOKです。
ペースト状になったものは当然燃えるゴミ、または生ゴミとして廃棄OKです。

作業中は小麦粉が舞い散ったりしますが、そもそも「食品」なのだから、間違って吸い込んでも害はないはずです。
ただし、たくさん吸い込んだりすれば、言うまでもなく害になりますので念のため。

多少の粉塵程度なら、簡易マスクでもガードできるでしょう。


小麦粉はもともと比較的安価なものですし、賞味期限の切れた使い残しで充分ですから、ケミカルを買ってきたりといった余計な費用もかからずに済みます。

なお、油汚れがペースト状になって落ちたあとは、使い古しのスポンジに台所用の中性洗剤でもつけて泡立てて洗えばさらにきれいになります。

また、カバーの隅や内側のコーナー部分などはなかなか完全にはきれいにはならないものです。もともと見えない場所だし、換気扇を再度使い始めればすぐにまた油汚れが堆積してきます。

どうしても完璧にきれいにしたいという人は、使い古しのハブラシに小麦粉かまたはケミカルをつけてこすり落とせばよいでしょう。

油受けの部分など、私は敢えて小麦粉を振りかけたままにしておきます。そうすれば次回また掃除をするとき楽ですから…。

というように、もし換気扇の掃除をしようというなら、だまされたと思って一度この小麦粉を試してみてください。絶対…おすすめですよ!
(2009年11月20日、2011年10月29日一部訂正)
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