- 2025/07/05
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あまり知られていない話・ちょっと意外な話・昔の話・最近の話、等々、いろいろな情報を随時掲載していきます。
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今年(2014年)の春先ころだったでしょうか…、家にほど近いスーパーに寄るたび、なぜか同じBGMが流れていて、それが妙に耳につくようになりました。
でも、何という曲なのか、さっぱりわかりません。
人いきれの中、ところどころ聞きとれたのが 「フォーチュンクッキー♪」 というフレーズで、何とも軽快なリズム、何となく好感のもてる曲だなと思いました。
私は、誰かに聞くのも憚られるので、都合WEBで調べてみました。
【恋するフォーチュンクッキー AKB48】
「へぇ…、AKBの曲だったのか…」
私は、地上波のデジタル化を機に、自室でテレビを観るのを止めました。
そのため、ここ数年茶の間で観るテレビはせいぜい何かのニュースくらいなもので、AKBの曲は「ヘビーローテーション」 までしか知りませんでした。
「恋するフォーチュンクッキーか…、でも、CDを買うまでもないか…」
私は、このかたずっとCDを買った記憶がありません。
CDを買ってでも聴きたい…、という曲に出会わなかったからだと思います。
おそらく、最後に買ったCDはクロノトリガー・オリジナルサウドトラック(2005)だったような気がします。
ちなみに、昨今、おおよその曲(PV)はユーチューブなど動画サイトで視聴することが可能です。
AKBの【恋するフォーチュンクッキー】も、例外ではありません。
探してみると、ようそろ、ありました。
しかし、気がつくと、いくつもいくつも、【恋するフォーチュンクッキー】の動画が見つかります。
詳しいことは知りませんが、全国で、それどころか世界中で、プロ・アマを問わず【恋するフォーチュンクッキー】を踊るのが流行っているようです。
踊るというのは、AKBの原曲にあわせて踊るものがほとんどですが、JKT48やSKT48のような【 母国語Ver 】も、ユーチューブで紹介されています。
気になった作品をちょっとだけ紹介すると、国内では、【京浜急行Ver】がおススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=gL5F8Rb3njY
これは、吉本芸人のF2鈴川絢子が唄って、踊り?ながら、京浜急行の駅周辺の様子を紹介するようなつくりとなっています。
鈴川絢子とは、有名な鉄道ファンだそうで、唄も踊りもけっして上手とは思えませんが、なんとなく好感の持てる作品です。鉄道ファンではなくても一見の価値はありそうです。
関連して、こちらの動画もおすすめです。
https://www.youtube.com/watch?v=gL5F8Rb3njY
ちなみに、鈴川絢子は弱冠23歳にして既婚者、お子さんが一人誕生したばかりのようです。
まあ、それはさておき、私がもっとも気になったのは 【 candy☆star ver 】です。
https://www.youtube.com/watch?v=tVI8OHb154o
センターで踊る娘は、他のメンバーに比べるとスリムとは言えませんが、身体の動きはむしろ機敏、というかメリハリがあって、パワフルな印象さえ受けます。
メンバー全員がきちっとしたコスチュームに身を包んでいますが、それぞれ髪型とか髪飾りに何かしらアレンジを加えて個性を主張しているような印象です。
途中、何人かのメンバーがおちゃらけモードになったりしますが、ダンスのキモはしっかりとおさえてあって、いつの間にか基のダンスモードに戻っています。
私は、正直、このcandy☆starというグループにすっかり魅了されてしまいました。
candy☆starとは、いったいどこのアイドルグループだろうか? 少なくともテレビで観た記憶はありません。
職場の若手音楽フリークに訊ねても、口を揃えて知らないと言います。
都合、WEBで調べてみると、なんと、彼女たちは台湾在住のグループだということがわかりました。
ところが、見た目は、ほとんど日本人と変わりません! でも、話す言語は北京語!
candy☆star とは、台湾のダンスパフォーマンス集団で、高雄市にあるメイドカフェ月讀館(つきよみかん)に在籍する女僕(メイド)たちが構成員、とのことです。
こちらのサイトが参考になるでしょう。
http://pipipipinku.blog126.fc2.com/blog-entry-173.html
とはいえ、メイドカフェ月讀館のHPや動画を観る限り、店員は店員としてだけ働いているような気もします。
つまり、常駐する店員のほとんどは、ダンスをしない(できない)のではないか?ということです。
すなわち、candy☆starとは、メイドカフェ月讀館に在籍はするものの、ふだんは別の場所で活動(踊りの練習や渉外・販売促進など)しているのではないか?という予想です。
例えていうなら、日本の実業団チームのように、職場にいるのは長くても半日、あとはほとんど場所を移動して練習モード、のような存在なのでは?という気がします。
もしかしたら、candy☆starのメンバーは、日々ダンスパフォーマンスのトレーニングに明け暮れているのかもしれません。
しれません…という表現は、それほど彼女たちcandy☆starに関する情報が乏しいからです。
また、それくらい日々練習を積まないと、あんな踊りはできないのでは?と素人ながら危惧してしまいます。
というのも、彼女たちcandy☆starの踊りのレパートリーは、なんと89曲もあるのです。
http://pipipipinku.blog126.fc2.com/blog-entry-134.html
全部観たわけではありませんが、これらの曲のダンスはそれぞれ振付けが異なるようで、しかも、個々の振付けは単純なものではなく、指先からつま先まで、実に細かい動きが決められていて、それを舞台に上がるメンバー全員が同じように踊るのです。
ただし、同じように踊っていても立ち位置によって振付けが少しずつ異なっていて、それをメンバー全員がフォーメーションして動き回ったりするので、じっくり観てみると、まったく感服させられてしまいます。
「よく、間違えずに全員が細かい動きをできるものだな」と感心させられます。
また、踊る曲は日本の音楽ばかりです。彼女たちは台湾の人であり、ほとんど日本語は解せないと思われます。
しかし、そのダンスを観る限りでは、日本語の歌詞に合わせた振付けがされていて、つまり、身体全体で「日本語の歌詞を表現」しているのです。
こういったことは、私のような藤四郎から見ても、candy☆star というグループのダンスパフォーマンスのレベルは相当高い!と思います。
【恋するフォーチュンクッキー】に続いて、私は次の動画を観ましたが、これにははっきり言って、いまだかつてない衝撃を受けました。
衝撃というべきか、カルチャーショックとでも言うべきか、まずは、その動画をご覧頂きたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=U-D6xRz9JZU
この2人のうち、向かって右側で踊っているのが、【恋するフォーチュンクッキー】でセンターを踊っている娘です。 ちなみに、芸名は【さくら】ちゃんだそうです。
この動画を観ても、何が何だかわからない という人のために注釈を加えると、
踊り : candy☆star メンバー2人、おそらく【さくら】と【雛子】
会場 : FF23開拓動漫祭 (おそらく台湾)
※FFとはFancy Frontierの略で、 Fainal Fantasyではない
曲 : 千本桜
※千本桜とは、初音ミクの曲で2011年に発表されたもの。
詳しくは、ニコニコ大百科 を参照されたい。
http://dic.nicovideo.jp/v/sm15630734
開拓動漫祭については、こちらを参照ください。
http://www.f-2.com.tw/index.php?q=ff_jap
さて、前置きはこれくらいにしておきますが、私はこの娘たち2人が【千本桜】を踊る姿を見て、とにかく 圧倒されました。
何に圧倒されたかって、まずはその激しいビートの音楽に圧倒されました。
曲名は「千本桜」
既述のとおり、この曲は2011年の作品で、初音ミク、つまりボーカロイドの曲としてはかなりヒットしたそうですが、あろうことか、私はこのかた一度もこの曲を耳にしたことはありませんでした。
激しいビートだけでなく、非常に意味深な歌詞、論評では大正デモクラシーではないか?という説もあります。
そして、なんと言っても彼女たちの踊りのパワフルなこと!
繰り返し観てみると気付くと思いますが、曲の間は、二人ともほとんどカカトがついていないような印象で、まるで、つま先で跳んでいるようにさえ思えます。
それだけでなく、腕や手のひらの動きにも「歌詞に合わせた意味あい」があるようです。
それが、二人ともまったく同じというわけではなく、右側としての動き、左側としての動き、というように役割分担が決められているのです。
画面のこちら側から観ていても、振付けを間違えはしまいかと、はらはらさせられるほど激しい踊りです。
曲が終わって決めのポーズを取ったあと、右側の娘【さくら】がおじぎをするのを忘れて舞台から立ち去ろうとしますが、それを左側の【雛子】が袖をつかんで、おじきをするのですが、これは、それだけ【さくら】が全力で踊っているからだろうと思われます。
というのも、これに匹敵するくらいエネルギーを要する曲を、彼女たちはほとんど休みなく何曲も続けて踊っているからです。
いくつか、その様子は、下記URLから視聴が可能です。
その中でも、特におススメは、
https://www.youtube.com/watch?v=6gfq7uRvVSw
それと、
https://www.youtube.com/watch?v=JXzo3EX2gjc
これも、かなりハードな踊りです
https://www.youtube.com/watch?v=d6veCMaX2JY
既述したことと少し重複しますが、あえて追記しておきます。
2人の場合は前後左右の動きだけですが、4人以上の場合はなんと、前後左右、斜めにまでフォーメーションしています。
これには、はっきりいって感心せざるをえません。
また、これだけ激しい動きの中でも、彼女たちの多くは「笑顔を絶やさず」踊っています。
ジョブとしての義務感ではなく、ダンスが心底好きで踊っている、踊ることを楽しんでいる、そういった印象を受けます。
それは、こちらの動画を観てもわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=mvSNy0OHh0c
ちなみに、「跨年」とは、大晦日という意味のようで、おそらく毎年大晦日には年越しのパーティーが催されているのでしょう。
会場に集まってくるのは、おそらく台湾在住の「野郎ども」ばかりです。
まるで、台湾の高雄の一画に、「ミニ・アキバ」が存在するのでは? もしくは「ミニ・ブクロ」があるのでは? といった印象さえ受けます。
なお、彼女たちが曲に合わせて歌うときは、日本語です。
彼女たちの多くは歌詞の意味を解していないと思われますが、やはり身振り手振りには何らかの感情がこもっています。
また、会場にいる「野郎ども」の喚声、というか掛け声も、なぜか日本語なのです。
さらに、candy☆star のメンバーの芸名?も、なぜか日本語の名前ばかりです。
こういったことの数々、特に否定はしませんが、どういうコンセプトなのだろう?と素朴に思ったりします。
台湾は「親日」という意見と、「反日」という意見が混在するようですが、ここではほぼ100%親日と言えるでしょう。
ちなみに、candy☆starのHPの中に、主宰に関するメーセージらしきを見つけました。
それを要約すると、
candy☆starとは、2009年台湾高雄で結成・発足、活動としてはアニメソング・ゲームソング・アキバ系アイドルの曲に乗せてダンスパフォーマンスを供するもの、発足当時の台湾には他に例がなく賛否両論で風当たりも強かったが、応援してくれるファンのためにも頑張って続けていきたい
ようなことが書かれています。
でも、いったい誰が主宰なのか、誰か仕掛人なのか、なんとも謎のままです。
candy☆starのHPの原文を見たい方は、コチラで
http://pipipipinku.blog126.fc2.com/blog-entry-173.html
ちゃんと、日本語の和訳も併記されています。
それにしても、ダンスパフォーマンスに関してこれだけの実力がありながら、なぜずっと「地下アイドル」のままなのでしょう?
なぜ、サブカルチャーとして自負しているのでしょうか?
candy☆starの面々は、ほとんど日本人と変わらない風貌で、ビジュアル系の娘ばかりです。
なぜ、日本のマスコミが注目しないのか不思議でなりませんね。
to be continued
(2014.8.24)