- 2025/07/05
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あまり知られていない話・ちょっと意外な話・昔の話・最近の話、等々、いろいろな情報を随時掲載していきます。
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前回(2014.8.24)は、台湾のダンスパフォーマンスグループ「candy☆star」のすばらしさ(凄さ)について、あらかた書いてみましたが、今回はその続きです。
最近ユーチューブで見つけた「candy☆star」の動画の中でも、特に気に入っているのが、【START:DASH!! を踊ってみた candy☆star】 です。
https://www.youtube.com/watch?v=Lm1jIRGs0Gc
視聴してみるとわかると思いますが、なんとも軽快なリズム、それに「前向きで明るい歌詞」が印象的です。
調べてみると、これはTVアニメ『ラブライブ!』の挿入歌(応援歌)だそうです。
曲名は、【 ススメ→トゥモロウ/START:DASH!! 】
歌っているのは、「高坂穂乃果、南ことり、園田海未」 ←アニメのキャラ名、
実際に歌っているのは、プロの声優、「新田恵海、内田彩、三森すずこ」。
なかなか良い曲と思いますが、これまた初音ミク同様、これまで私は、一度も耳にしたことがありませんでした。
詳しく知りたい方は、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1%E2%86%92%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%82%A6/START:DASH!!
さて、この曲に乗せて 「candy☆star」 メンバー3人がパワフルに踊ります。
3人は、それぞれがくるくると、まるで回転扉のようにフォーメーションします。
かなりハードな動きですが、何気に「さくらちゃん」は終始笑顔を絶やしません。
振付けはアニメを少しアレンジしたような感じですが、やはり3人とも手先からつま先まで実に細かい動きがあって、それぞれ日本語の歌詞を表現しているようです。
そして、PVが終わる頃、「ご視聴ありがとうございました candy☆star」 というテロップが入るのですが、これにはやはり感心せざるをえないです。
明らかに、日本の視聴者を意識したもので、「日本のみなさん、もっと観てね!」といったメッセージのような印象です。
まあ、そう言われなくても、今後も 「candy☆star」 の活動を watch し続けようと思います。
願わくば、もっともっと多くのPVを動画サイトにアップして欲しいところです。
というのも、台湾国内の芸能情報とか仮にWEBを駆使したとしても、いちいち翻訳しなければ読めないし、まして、「candy☆star」はサブカルチャー、かつ、地下アイドルを自負しているのだから、なかなか思うように情報は得られないような気がするわけです。
ところで、台湾といえば、今からおおよそ20年前のことを思い出します。
新しく職場に配属されてきた新入社員の中に、立命館卒業後、東京の本社で採用されたエリートがいました。
それを仮にK君としますが、K君は熱狂的な「台湾フリーク」でした。
K君は連休のたびに台湾へ遊びに行っていたほどで、そのためか英語と中国語はぺらぺらでした。
まあ、そういったスキルを持ち合わせていれば当然のこと、彼はIP係に配属されました。
WEBが発達した昨今、IPと言えば IPアドレスのようにInternet Protocol の頭文字を指す場合がほとんどですが、20数年前企業内部でIPと言えば International Procurement 、つまり国際調達という意味で使われる方が多かったのです。
K君は、主に製品素材の輸入業務を担当し、そのかたわら、海外から来客があれば通訳をやらされたりしていましたが、いかんせん彼は本家出身のエリート、こちらは外様でしたのであまり親しい交流もありませんでした。
しかし、たまたま何かの仕事で関わってからは、K君とよく話すようになりました。
また、ちょうどその頃、時世の流れで我々は1人に1台PCを与えられ、多少制限つきではあったもののWEBの閲覧も許可されていました。
ある日、K君は私に、「WEBで、ターシー・スー って検索してみてくださいよ」と言いました。
当時の私は、ZARDあたりに現(うつつ)をぬかしていた頃であり、誰だい?それは?といった印象でした。
また、当時の私はPC操作そのものが覚えたてでWEB検索の仕方もよくわからず、スタートして間もないYahooを開けてそこから探していくようなやり方でした。
それに対し、ブラインドタッチもこなすレベルのK君は、検索エンジンなど使わずに「ターシー・スー」の写真を見つけ出し、私に観せてくれました。
英語名= Tarcy Su 、中国名= 蘇 慧倫 台湾のアイドル歌手
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%87%E6%85%A7%E5%80%AB
「ターシー・スー」は台湾のアイドル歌手で、当時はまだデビューして間もない頃、日本人とほとんど変わらない風貌、なんとなく清楚なイメージのする娘でした。
K君は、「ねぇ? カワイイでしょ?」と言いますが、私にとってはWEB上はおろか、日本のメディアでは一度も見たことのない娘でした。
私はK君に、「その、ターシーって娘は台湾ではCD出してるんだろう? 東京まで探しに行っても、おそらく取り寄せになるだろうから、この次台湾に行ったときにでも、いくつかおススメのCDを買ってきてよ」と言いました。
私は、K君がこの次いつ頃台湾に行くのか知らないし、半ば冗談半分にそう言ったのです。
なかなかカワイイ系だし、どんな歌声なのか一度聴いてみたい…とは思うものの、東京まで探しに行ったり、地元のレコード店で取り寄せ注文するのもかったるいと思いました。
というのも、今ではあり得ないことでしょうが、昔は田舎の書店などで専門書などの取り寄せを頼んだりすると、数週間待ちは当たり前、2ヶ月近く待たされたこともあるのです。
おまけに、今と違って入手ルートも確立していない台湾のCDを取り寄せるとなると、下手をすれば半年は待たされるのではないか?という危機感もあったのです。
はたして、冗談半分でそう言ったのに、なんと1ヶ月もしないうちに、K君は「ターシー・スー」のCDアルバムを4つも買ってきてくれました。
上野駅のキヨスクよろしく、アキバあたりで見つけて買ってきたのでは?とも思いましたが、CDの袋に同梱されていたレシートを見て、本当に台湾で買ってきたんだ!と納得させられたのです。
さて、「ターシー・スー」の歌とは、なかなかのもので、また、曲調もよく、私は飽きるまでずっと聴きこみました。
歌は全て台湾語なので、見知らぬ人に聴かれても、誰の曲だかさっぱりわからない、つまりクルマの窓を開けて大音量で聴いていてもまったく恥ずかしくないというか、誰の曲かわかるまい…という優越感のようなものに浸ることができたのです。
しかし、「ターシー・スー」は、日本のメディアに取り上げられたのか否か、その後国内で人気が出るということはなかったように思います。
そんな、アイドルだった彼女も今や43歳とのこと、現在も歌手・女優として活躍しているそうです。
ちなみに、私に「ターシー・スー」を教えてくれたK君ですが、それから数年後、彼はすっぱりと会社を辞めてしまいました。
三ヶ国語に精通し、一流大出で日本屈指の大企業のエリートコースにいたにもかかわらず…、でした。
私はK君が辞める直前、「どっか、もっといいとこでも見つかったの?」と訊ねてみましたが、彼が言うには、「日本の企業勤めはつまらないですね…、やっぱり教師を目指すことにしたんです」とのことでした。
その後、K君から一枚の絵葉書が届いたのですが、なんと、シドニーの大学に留学中とのことでした。
その時は素朴に「シドニーっていったら、オーストラリアじゃん?なんで台湾の大学に留学しなかったのかな?」などと思ったものですが、それからさらに数年後、今度は私が会社を辞めることになったため、その後K君とは音信不通のままです。
さて、タイトルに記したように、今年(2014年)、私には、いくつかの邂逅がありました。
邂逅というべきか、了見の狭さの裏返しなのかは不明ですが、
【恋するフォーチュンクッキー】がきっかけで、
「初音ミク」 の音楽性を知り、
ひいてはアキバ系アイドルの存在を知り、
そして、「candy☆star」 の存在を知りました。
ちなみに、昨年はたまたま、ユーチューブで ジャズピアニストの 「兵頭佐和子」 を知り、彼女のピアノにハマっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=8yaP_6nRpsc
これは、2011年発表の【Sakura】という曲で、聴いてみると、あっ どこかで聴いたことある…と思う方も多いのではないでしょうか?
そして、へぇ、この人がピアノ弾いてたのか…と思われるかもしれません。
いずれにせよ、癒される曲です。
そして、ほぼ同じ時期に同じくユーチューブで、ヴァイオリニストの 「岡部磨知」 すなわち、「Nanaa Mihgo's」を知るに至り、今年 「candy☆star」に出逢うまでの間ずっと「FF:Fainal Fantasy」の音楽にハマっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=59mkJuFOpe8
この動画で3曲視聴することができます。
こちらは、「岡部磨知」 本人がユーチューブにUPしてる動画のようです。
岡部まち「人生のメリーゴーランド/久石譲」弾いてみた
http://www.youtube.com/watch?v=AtRZFeifMmc
岡部まちオリジナル「ふたりぼっち」
http://www.youtube.com/watch?v=izgS_VvmwuM
岡部まち『A Whole New World』弾いてみた
http://www.youtube.com/watch?v=vzdIXz3F-oQ
いずれも、涙が出そうになるくらい美しい旋律と音色です。曲もすばらしいですね。
ちなみに、「初音ミク」系のボカロミュージックは賛否両論あるかもしれませんが、個人的にはかなり気に入りました。
名曲あり、迷曲あり、ありとあらゆるジャンルの音楽が用意されているような気もします。
このところ、よく視聴している中で、一見の価値ありと思しきをいくつかピックアップしてみました。
まあ、いずれにせよ、現時点でまだ十数曲しか聴いていないので、いずれ機会があればもっとご紹介してみたいと思います。
今から数十年前は、新しい音楽との出会いは、おおよそラジオやテレビの歌番組から…だったような気がするのですが、ずいぶんと世の中も変わったものだと思います。
すなわち、インターネットが我々に及ぼす功罪というものは、計り知れないものがあるように思います。 (2014.9.6)加筆