忍者ブログ

傘鉾パート2

Home > ブログ > 雑記帖

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

新官(しんが)港


新官港の誰そ彼時(たそがれどき)


新官港の赤灯側、つまり北側の駐車場からの俯瞰(ふかん)図です。

新官港は知る人ぞ知る「アジ釣り」の穴場ですが、実質釣りになるのは赤灯堤の先端の両サイドだけなので、土日や祭日は「場所取り合戦」に陥ります。

平日、空いている日に行って、早朝とか夕マズメなら、中・小物釣りが楽しめると思います。

主なポイントとしては、赤灯堤の先端から船道にかけてアジ・イワシ・ムツなどが期待できます。

先端あたりの右側(内側)は通年、ダンゴでのカイズが狙えます。ただ、堤防の内側は先端以外は釣りになりません。

先端左側(外側)ではメジナ・タナゴなどが狙い目です。中には外側のテトラ周りでカサゴ・アイナメなどを専門に狙っている人もいます。

また、先端あたりから外側に向かってやや沖めでは、回遊してくる大きめのアジが期待できます。春先はカゴ釣りでサヨリも期待できます。ただし外側はずっとテトラが入っていて足場が悪いので要注意です。

赤灯堤の中ほどの外側ではメジナや石鯛も狙えますが、沖の方は潮の流れが相当速いので遠投+置き釣りとなるとちょっと厄介です。

いずれにせよ、季節や時期、時合によって釣れる魚が変わるので、できれば地場の人に「現況」を教えてもらうとよいでしょう。

もし、堤防の先端あたりに、特に釣りをするでもなく「釣り人の釣る様子」や海の様子を観てばかりいる、メガネをかけた無愛想な印象の人がいたら、それは私の旧知己の可能性大です。

昨今の「現況」について尋ねてみれば、気さくに教えてくれると思います。

なお、白灯台の見える堤防は、実は「豊浜港」で、灯台周りは禁猟区です。

その昔は「豊浜港」外側で石鯛やメジナが狙えました。ただし、石鯛などは抜き上げればよいのですが、メジナなど上物(うわもの)が釣れた場合、堤防が海面から相当高いので「玉網でも取り込めない」という難点がありました。

ちなみに、写真のずっと先に見える岬は、ちょうど「官軍塚」のあたりです。ここからは勝浦灯台は見えません。

俯瞰ポイントは高台の駐車場(有料)になっていて、そのすぐ下の磯場は水深2mくらいしかない浅場ですが潮の上げ目では思わぬ大物に恵まれます。つまりメジナ狙いです。

また、この浅瀬は、夏場は恰好の水遊び場となります。駐車場がすぐそばなので安心できます。

港の周りは存外車の往来も多く、迂闊に路駐しておけません。500円払って有料駐車場に置いた方が無難でしょう。

港内の水揚げ場周りも要注意です。路駐はおろか、釣りをしていて漁師とトラブルにならないよう、つまり近づかない方が無難です。




新官港を訪れるには、東京方面から国道128号を南下して行き、サーフィンで有名な「部原」を通過します。

デニーズとセブンを過ぎてから右カーブの信号を直進(左折)して行くと、かなり細い道に入ります。「部原港」を過ぎてトンネルを越えると駐車場あたりに出ます。ただ、この道はおそろしく狭いので要注意です。

このあたりの道路はかなり狭いですが、豊浜から沢倉、川津、官軍塚、勝浦灯台、勝浦港までずっと抜けられるので、国道が混んでいるときに利用すれば恰好の迂回路となります。ただ、如何せん、狭いところが多いので事故に気をつけましょう。

狭い道とはいえ、その昔40年くらい前は路線バスが通っていました。かつて、沢倉港や川津港まで釣りに行くのに、勝浦駅からバスに乗って行ったことがあります。

なお、細道が嫌いな人は、部原の右カーブを過ぎてから1つめの信号を勝浦バイパス方向には行かず、勝浦市街地方面へ向かいます。

トンネルを1つ越えたら最初のT字路を左折して、下り坂を行けば豊浜漁協の前あたりに出られます。このあたりは比較的広めの道です。

(2010年8月15日)

(2014.10.2 一部加筆訂正)
PR

PAGE TOP