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傘鉾パート2

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サイト名「傘鉾パート2」の由来について

ところで、なぜサイト名が 笠鉾… ではなく 傘鉾… なのかというと…、
ひと昔まえの話ですが、私の母親が市内に小料理店をオープンするにあたり、お店の名前を決めなきゃということになり、家族で相談しました。

そのとき私は 「秩父夜祭にちなんで かさほこ にしたらどうだろう?」 と提案して 「そりゃいいねえ、かさほこ に決めよう」 ということになったのです。

しかし、かさ の漢字を 「笠」 にするか 「傘」 にするかで 家族で意見が分かれました。正しくは、笠鉾 なのです。

でも、結局 「傘」 の文字で行こうということになり、お店の名前は 小料理「傘鉾」 に決まりました。

その後、秩父の親戚からは「傘ではなく笠だろう??」と訝られたりもしましたが、それは承知のうえでのことでした。

そんな 小料理「傘鉾」は、JRの駅から歩いて5分くらいの、市内の繁華街の一角にありました。ただ、繁華街の一等地とはいえ非常に小さな店舗で駐車場もありませんでした。

でも、そんな小さなお店でも 小料理「傘鉾」はいつも母親が元気に働いている処であり、また、ふだんバラバラに暮らしている家族(妹、弟、姪)たちが、三々五々(親に)顔を見せに集まってくる 家族の拠り処 でもあったのです。

小料理「傘鉾」は、都合近くに駐車場を借りたりして 一時期そこそこ繁盛はしたものの、如何せん店内はわずか6人掛けのカウンターしかないような造りで、せっかく来てくれたお客が入店できず、あえなく帰ってしまうことも多々ありました。

しぱらくはそんな状況下でお店を営んでいましたが、やがて、もう少し広めの駐車場付きの店舗に移ろうと考えるようになり、惜しまれつつもひとまず小料理「傘鉾」は閉店することにしたのです…。

その後少しして、駐車場完備の割と広めの貸店舗を見つけることができましたが、そこは駐車場がある代わりに郊外の辺鄙な場所で、駅からクルマで10分もかかるようなところでした。

例によって私は、お店の名前を 「傘鉾パート2」 にでもしたら? と提案しましたが、そのときあらためて「傘」ではなく「笠」とすべきだろう? という物議が醸され、結局は姪の名前をもらうことでお店の名前が決まったのです。

しかし、新天地となるはずだった新しいお店には いばらの道 が待っていました…。

すなわち、小さな店からゆったりとした広さの店に替わり、駐車場完備となった代わりに駅や繁華街からは遠くなってしまいました。

果たして、かつての地場の常連客たちの足は遠のき、駅帰り途中の流しの客の飛び込みもほとんどなくなってしまい、客数は減る一方でした。

また、新装開店してみて判ったのですが、両隣りには、古株のかなり胡散くさいぼったくりスナックと、客層の悪い居酒屋とが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)していました。
やはりあとで判ったことですが、両隣の店に何組かの客を取られていたようです。

さらに、それ(客数低下)に追い討ちをかけたのが 道交法の改悪? でした。つまり、タクシーや運転代行を頼む余裕のない客は来るはずもありません。

詰まるところ、時世の流れには抗いきれず、やむなく新店舗はわずか2年足らずで閉店するに至ったのです。


そんな経緯があって、私はサイトをリニュアルするにあたり、かつての 小料理「傘鉾」 への愛惜の思いから、このサイト名を 「傘鉾パート2」 としたのです。

【2011年5月14日加筆改訂】


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